ボート免許と水上スキーの免許は別!試験内容も異なる?

ボート免許を取得すれば、総トン数20トン未満の小型船舶を海上で操縦することが認めらます。クルーザーや発動機付きボートなど、小型船舶でイメージされる船舶であれば大方、ボート免許でカバーできると考えて間違いないでしょう。しかし総トン数20トン未満であれば、あらゆる種類の小型船舶の操縦をカバーできるわけではなく、別途国家資格を取得する必要があるタイプの船舶が存在しています。それがいわゆるジェットスキーのこと。厳密に言えばジェットスキーと言うのは、自動二輪製造メーカーとして世界的知名度のある川崎重工業が製造する水上オートバイのブランドです。ただあまりに有名になったのでジェットスキーは水上バイクの総称になっています。これらのジェットスキー(水上バイク)を操縦するために必要な国家資格が、特殊小型船舶操縦免許になります。

特殊小型船舶操縦免許は独立した国家資格で、小型船舶操縦免許が上位互換免許の位置づけをえているわけではありません。仮に小型船舶操縦免許1級を取得していても、水上バイクを操縦しようとするなら、改めて特殊小型船舶操縦免許を取得することが必須になるのです。

エンジンの推進力を利用して移動する点で、水上スキーが船舶の一種なのは確かと言えます。スクリューで駆動する船舶に比較すると航続距離などの点で劣りますが、高速航行が可能なのが大きなメリットで、スリリングな操縦感覚も人気を集める理由になっています。サイズも小型で停泊場所を選ばない上に、小回りが利くのでマリンスポーツのだいご味も味わえます。しかし安全に操舵しないと、思わぬ重大事故に発展するので国家資格取得が必要とされています。

特殊小型船舶操縦免許を取得するには、学科試験と実技試験において基準点を越えて得点することが合格条件になります。特殊小型船舶操縦免許は独学でも取得することは可能ですが、実技試験の難易度が高いので、登録小型船舶講習所で講習をうけて修了に合格するのがメジャーな方法になっています。登録小型船舶講習所では学科と実技の所定のカリキュラムを履修して、修了試験に合格できれば国家試験受験の免除を得ることになるので、水上バイクの全くの初心者でも安心して受講できます。

ただし受験資格には年齢要件が設定されており、満15歳9ヶ月以上であることが必要で、満16歳以降になると免許の発行を受けることになります。また視力や色覚・聴力などの身体検査にパスすることが前提になっています。