小型船舶免許には級が分かれている、その違いは?

海上でレジャーボートなどを操縦するにはボート免許を取得する必要があります。いわゆるボート免許は正式には小型船舶操縦免許証という名称が付されており、いくつかの等級に分かれて免許交付を受ける形になっています。具体的には3種類からなっており、1級小型船舶免許・2級小型船舶免許そして湖川小出力限定にわかれているのです。これらの免許区分は、実際にどの海域までの範囲で操縦できるのか陸岸からの距離や操船場所に応じて区分けがされています。

ボート免許のなかでも一番知名度が高いのは、2級小型船舶免許と言えそうですが、免許取得後の用途を想定してどの等級の免許を取得するべきなのかは変わってきます。そこで小型船舶免許の各等級の特徴や注意点などについて検討してみましょう。

1級小型船舶免許は航行海域が陸岸から10カイリを越えた外洋において、総トン数が20トン未満の船舶を操縦する場合には必要になる国家資格です。遭難などのリスクが高い外洋で安全に操縦する技術と体力が必須とされるため、年齢的要件として国家試験を受ける前日までに満17歳9ヶ月以上の年齢にあることも要求されています。反応が強烈な巨大魚をねらうスポーツフィッシングや外洋でのセイリングを堪能したいときには、1級小型船舶免許を目指すのが適合すると言うことが出来ます。

セイリングこれに対して、2級小型船舶免許の場合は平水区域・陸岸から5カイリ以内(約9㎞)の海域で、総トン数20トン未満の船舶を操縦するときに必要になる国家資格です。船釣りなどのフィッシングや沿岸海域のクルージングなどが可能なので、ボートを所有する際のニーズのほとんどをかなえることが出来るので、海の普通免許とも呼ばれることがあります。2級小型船舶免許にも年齢要件があり、国家試験を受験する前日において満15歳9ヶ月以上の年齢にあることが要求されます。

湖川小出力限定は海洋ではなく、湖や川などの指定地域において総トン数5トン未満でエンジン出力が15KW未満の船舶を操縦することが可能です。湖などでのバスフィッシングなどのニーズに応える資格です。
さらに小型船舶操縦免許には、17歳9ヶ月や15歳9ヶ月などの年齢要件の他に共通する免許交付要件を充足することも必要になります。矯正視力が0.5以上であることや、夜間に燈火を識別できる色覚や5メートル以上の距離で支障なく対話できるほどの聴力などの身体能力も共通して必要とされています。